すぐに修理する必要がある
雨の多い季節になると、家の中で雨漏りが起こることがあります。
雨漏りは、雨水が天井から室内に落ちてくるのですが、侵入口は外壁、屋根、ベランダ、サッシといった家の中の様々な場所を経由して部屋に落ちてきます。
ただ、穴からまっすぐと部屋に落ちてくるのではなく家の中の様々な場所を通過しているのです。
>>雨漏りの原因
雨漏りが室内に落ちてくるまでには梁や壁を通過します。
この雨水が梁や壁を濡らしていると次第に家の中の木造部分を腐らせることがあります。
梁や壁が腐っていくと家の強度がどんどんと弱くなっていき、災害時に家が倒壊してしまう可能性が出てくるので雨漏りが起こるとすぐに修理が必要です。
そして、雨漏りで家の内部の木材が腐敗するとシロアリが住みやすい環境が作られます。
シロアリは家の土台のような構造的に大事な部分を食べて崩してしまいますから、こちらも家の強度を落とす原因となる恐ろしいものです。
そして、雨漏りによってカビが発生するとアレルギーや喘息を発症する原因となります。
雨漏りの旅に体調を崩すようになると、精神的にもストレスがたまるようになり自律神経のバランスを崩す原因にもなります。
このように、雨漏りによって受けるダメージは家だけでなく人の健康にも影響してしまうのです。
早いうちから修理をしておかないと、後々大きなトラブルを招く原因となります。
賃貸住宅での雨漏り
賃貸住宅で雨漏りが起きた場合、自分で修理をすることなくすぐに管理組合や大家さんに連絡をしてください。
連絡後、管理組合や大家さん、業者の人が状況確認をして適切な措置をしてくれます。
その際、修繕費用は管理会社が負担してくれるのが一般的です。
これは、貸主が借主に対して普通に住める家を貸す義務があり、雨漏りの状態というのは普通に住むことができる家とは言えないためです。
ただし、借主が故意に壊してしまった場合には貸主に支払い義務はなくなりますが、この線引きが難しくトラブルになることもあります。
基本的には管理元が決めた修理業者があるためにそこに修理を依頼しますが、深夜や年末年始のような管理元に連絡ができない場面や緊急を要する場面はいったん自分で修理を依頼して修繕費を支払っておき、後から貸主に請求をすることもできます。
ただし、これもトラブルになりやすいので可能な限り段階を踏む方が望ましいです。