共用部分の故障など

一般的に不動産会社への連絡というと、入居の際の内見希望や、退去の連絡と退去時の立ち会い日の決定がすぐに浮かぶものです。
不動産会社への連絡は、入居希望や退去希望の連絡だけではありません。

入居後、賃貸物件に入居中に何かあれば不動産会社へ連絡するように言われるのが一般的です。
ただ、何かあればと言われても誰でも簡単に何でも連絡できるものではありません。

このような連絡を入れることはナイーブな問題です。
共用部分の故障や修理依頼であれば正当で明確な理由であり、それを伝えることで皆が助かることなので連絡をしやすいものです。
しかし、隣人の騒音やゴミ出しのルール違反、ペット飼育不可の物件での飼育といったことを伝えるのは勇気のいるものです。

不動産会社への連絡の方法

人によっては連絡することで、クレーマーと思われてしまわないかと不安になることもありますし、逆に何でも連絡してしまう人もいます。
最近は物騒で、このような連絡をしたことによってトラブルに発展してしまい事件になることもあります。
そのため、不動産会社への連絡でさえもためらうことが増えています。

しかし、ガマンすることは心と体に不調をきたす原因にもなります。
気になり始めると、どんどん気になっていくものですし、それによって不調が加速することもあります。
まずは、自分が気にしすぎなのかはたまたそうではないのかを判断するためにも連絡をして検証してもらうことが重要です。

連絡すれば、自分以外の入居者からも同じような連絡が入っていて対応をしてもらえることもありますし、不動産会社が実際に確認をして状況判断をしてくれます。
そして、多くの場合には状況確認をした後に報告の連絡をしてくれるので、自分が気にしすぎなのかそうでないのかも教えてもらえます。

不動産会社には、住民が安心して快適に生活できるよう管理する義務がありますから、不適切な行動をしている住民がいれば注意喚起して改善するよう要求しなければなりません。
連絡して不適切な行動をしている住人がいるとなれば、貼り紙やポストに手紙を投函したり、直接連絡をして改善要求が行われます。
対応してもらえれば改善することもありますし、それでも改善がみられなければ退去勧告をしてもらうこともできます。
最近は隣人トラブルも増えていますから、ガマンせずそして直接解決しようとせず不動産会社を通しての解決を目指すことが重要です。