確認しておくことが大切
引っ越しをする際には、様々なトラブルが起こることがあります。
最近多いのは引っ越し業者を決める際のトラブルです。
一度に複数の見積もり依頼をできるサイトを利用すると、便利な反面たくさんの引っ越し業者から連絡が来てしまい引っ越し前で忙しいのにその対応に追われてしまうということもあります。
また、いざ業者を決めても引っ越し当日に予定通りにこなかったり当日になって追加料金を請求されてしまったりといったトラブルもあります。
他にも荷物の破損や家の破損といったことがトラブルになることもあります。
これは、引越し業者が破損したのか既に持ち主が破損していたのかということの判断が難しいですし、引越しの数日後に破損に気付くということもあり引越し会社に補償をしてもらえなかったり満足いく対応をしてもらえなくてもめてしまうこともあるのです。
引っ越し当日はバタバタとしますし、当日中に行わなければならないことがたくさんあるために、その場で解決をすることが難しかったり後から言おうと後回しにしたりすることが多いです。
その場で伝えなかったがために後から話し合いをしようにも証拠がないとされてしまったり取り合ってもらえなかったりしてどうにもならないこともあります。
一度料金を支払ってしまえば了承したとみなされても致し方ないですから、その場でしっかりと一つ一つしっかりと確認しておくことが大切です。
退去時のトラブル
引っ越し業者とのトラブルと同じくらいよく話題に上がるのが退去時のトラブルです。
退去通告のことや原状回復、敷金の返納というのはトラブルとして多いものです。
退去日が決まったら、管理人にその旨を伝えて手続きを進めますが、この際に一般的には通知日から1ヶ月分の家賃を請求されるもので月途中であれば日割りで家賃を支払うものです。
しかし、物件によっては月途中での退去が認められず月末日まで家賃を支払わなければならないこともありますし、退去通知が2ヶ月という物件もあるので入居の際に注意して確認しておくことが大切です。
次に、原状回復についてはどこまで行う必要があるのかというのが管理人によって解釈が異なります。
経年変化による汚損や破損、自然損耗といったものは家主側の負担すべきものです。
一方的に借主側の責任であるとされ高額な費用を請求されても、納得のできない場合には消費生活センターや弁護士、司法書士に相談をすることで費用の変更をしてもらうこともできます。
ただし、その際には物的証拠がある方がよりこちらの訴えが伝わりやすいですから入居時にきになる部分については写真で記録を残しておくことが望ましいです。
敷金においても同様に、家主が負担すべきものを負担しなければならないとされた場合には支払い義務がない旨を伝えて返金請求をすることができます。
ただし、契約書に記述されている内容が一般的なルールと異なれば支払いを避けられないことがあります。
入居時の重要事項確認の際にこれらのポイントについてはしっかりと確認しておきトラブルを回避できるようにしておくことも大切です。